症状と原因
寝違えは、朝起きた時から首に痛みが生じる、または動かしにくくなる症状です。
頸椎症(けいついしょう)の症状の一種です。
頸椎(首の骨)が加齢・日常・怪我などの様々な要因により変形することを頸椎症といいます。つまり、首の骨の位置が理想的な状態ではないという事です。就寝時に一部の頸椎に圧力がかかり変形し、首の中の神経を圧迫して痛みが出る症状です。
首を安静にすることが大切ですが、寝具を見直すことも大切です。枕が自身の首の形や寝方に合っていなければ再発する可能性があります。
参考までに枕の選び方をご紹介しておきます。
頸椎症になりにくい枕の選び方
就寝時に頸椎症になりにくい枕が理想です。
世の中には多くの枕がありますが、低反発と高反発の観点からメリットとデメリットを考えたいと思います。
低反発性の枕
メリット
- 衝撃の吸収に優れており、使用者の首の形状に変化させることができる。それにより首や肩にかかる体圧を分散されることが可能である。
デメリット
- 固定力が高くないため必要以上に頭が沈み過ぎる可能性がある。それにより首の位置がズレて頸椎症になる可能性がある。
高反発性の枕
メリット
- 固定力が高く就寝時に頭が沈み込み過ぎないので頸椎症になりにくい。
デメリット
- 高反発のため頭の形状に変化しないので人によっては寝心地はよくない。